全体の中の
窪みを知る
そこに
起伏と影があり
調和がうまれるのだと
傷を負えば
修繕に
時間がかかるだろう
世の中にあるもの
全部使って
大したものがないことに
気がつき
人を
超えることはできない
けれど
人はただ
うつくしいのだ
慎重に
夜を過ごしてみる
騙せないのだ
偉い人に教えてもらいたいけれど
誰も教えてくれないな
自然に近寄って
生活してみると
いいのだ
あの
科学的な洗剤の香りや
悪甘い添加物
除光液のようなスーパー
頭を抱えてしまう
ゆっくりと
丁寧に
涙したい
詰まったスケジュールも
急かされるのが
嫌だから