もうすぐ
終わって
しまいそうな
何冊と
読みかけと
崩れるまで
崖に
咲く
野菊
毎年
このとき
瓶に挿して
和菓子から
洋菓子になり
栗から
シチューになり
あの夕焼けは
特別だったのかな
確かに
気にするは
こだわりの一部だから
棕櫚の箒で
掃いてしまおう
祖母は吸入器で喉を治していた
産毛の水滴を眺めていた
小さき私は
よく
しおれていた
近い人は
祖父だった
気がする
よく遊んでもらった
胡坐の椅子
カーキのコーデュロイ
夕焼けの
祖父似の
その人と
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